フットポンドエナジー?

エアライフルを使った狩猟。フットポンドエナジー(FPE)というワード。これはペレットやスラッグがバレルから射出され標的に当たる際に抱えている衝撃力であり、潜在的なエネルギー量として数値で表されます。ft-lbsといった感じです。お住まいの地域、トメなど空気銃の使用目的や用途に応じ、ハンターの方々によって要求される着弾時の衝撃力は異なります。鳥猟が中心であればこの数値は小さいもので問題はありません。

 

【計算式も】

目的のフットポンドエナジーに空気銃側の設定を近づけるために、一般的に知られている計算式を用いることができます。

 

(重量(gr) × 弾速 (fps)² ) ÷ 450240 =FPE

 

例えば大口径の7.62㎜(30口径)エアライフル、タマはH&N Slug HP II 54grを例に取って見ます。使用する空気銃はRTI-Armsのモラ。

【例えば】

弾速(fps)を2乗してから重量(gr)を掛けます。その後に係数450240という数字で割り算です。

 

(54gr x (910fps × 910fps)) ÷ 450240 =99.32 ft-lbs

 

ペレットやスラッグ、弾速との組合せで、潜在的なエネルギー量を計算で導き出すことが出来ます。

 

【余裕のある空気銃】

組合せによっては、軽いタマと重いタマでも弾速を変えることで、近しい潜在的なエネルギー量を計算で導くことができますが、実際の場面では精度に加え射撃距離が重要。

 

 更に注意が必要なのは、空気銃によっては重量のあるペレットやスラッグの弾速を計算通りの数字に引き上げることは困難な場合もあり、出力に余裕のある狩猟用空気銃をお求めの際は弊社(空気銃のベマ)へお問合せ戴ければと存じます。